ヒプノセラピーとは？

2020.05.15

このサイトでは、ヒプノアストロロジーという名称でヒプノセラピーとアストロロジーを組み合わせたアプローチを探求していますが、この言葉の元となっている「ヒプノセラピー」については、まだまだ認知度が低く、どういったものなのかの印象も曖昧な方も多いと思いますので、詳しくご紹介したいと思います。

ヒプノセラピーは日本語で「催眠療法」のこと

ヒプノセラピーのHypno（ヒプノ）は、「催眠」を意味し、ギリシャ語のhypnos（眠り）に由来します。Therapy（セラピー）は、薬や手術を使用しない「治療法」のことです。ギリシャ語の therapeia（治療）が語源です。

医療現場で医療従事者がかかわるセラピーには、「理学療法（フィシオセラピー）」「アニマルセラピー（動物介在療法）」「サイコセラピー（心理療法）」などがあり、これらの名称は一度は耳にされたことがあるのではないでしょうか？

そんな中で、ヒプノセラピーが馴染みが薄いのは、心理療法の中でも精神世界に深く潜る療法であることと、科学的に証明できない領域を扱うからということもあるでしょう。

現在の医療現場は、徐々にこのようなセラピーが取り入れられつつありますが、依然、科学至上主義であり、科学的な根拠が示されない治療法については、たとえ海外では効果が認められていても、日本では様々な規制がありなかなか看板を掲げられない現状があります。

その結果、根本的な原因にアプローチする治療よりも、確実に即効性のある薬の処方や外科的な処置を中心とした対処療法がメインとなっているのです。

「催眠療法」は催眠術とは全く違うもの

「催眠療法」と聞くと、真っ先に連想するのが「催眠術」というワードではないでしょうか？そのせいか、「怪しい」とか、「普段見えない得体の知れないものを見させられる」とか、「自分の意識を失ってしまうのではないか」と思ってらっしゃる方も多いです・・・

しかし、ヒプノセラピーで行う「催眠誘導」は、全く「催眠術」とは異なるものです。実際のヒプノセラピーでは、

●意識はあります（自分の意思でイメージングができます）
●動けます（途中で水を飲んだり、お手洗いに行くこともできます）
●話せます（セラピストと質疑応答しながら進めていきます）
●嫌なことはイヤと言えます（意図した通りに誘導を変更できます）

このように、普段の状態とさほど変わらないと考えていただいてOKです。
では、普段の意識状態と何が違うのでしょうか？

ヒプノセラピーはあなたの潜在意識にアクセスします

実は、ヒプノセラピーには、「退行催眠」を軸として「インナーチャールド療法」「年齢退行療法」「前世療法」「願望実現セラピー」「未来世療法」など誘導のパターンや目的により様々な治療法がありますが、いずれもあなた自身の潜在意識にアクセスし、潜在的な面から問題解決や気づき、癒しを得るという治療法になります。

普段、私たちは顕在意識が優勢の意識状態（脳が通常の覚醒時の周波数＝ベータ派の状態）で過ごしています。

子供のうちは顕在意識と潜在意識の境界線が曖昧ですが、成長とともに徐々に潜在意識にしっかりと蓋（クリティカルフィルター）がされ、顕在意識では認識できない場所、奥深くへ幼少期や魂の古い記憶がしまいこまれています。

この状態でいると、人は常に心身が緊張した状態となり、感情を解放することができなかったり、自己治癒能力などの潜在能力をじゅうぶんに発揮できません。

そのため、私たちセラピストは、まず、潜在意識にアクセスしやすい脳波の状態（変性意識と呼ばれる周波数＝アルファー波の状態）に誘導します。