乙女座新月の告げるメッセージ

2021.09.06

乙女座新月 2021年09月07日AM09:52

社会や個人に巣食っている矛盾やダブルスタンダードを暴き、本来のあるべき姿へと、緻密な整合性を取っていく。完全なるバランスと調和を促す、女神の因果律が働く新月。

こんにちは。星読みタロットのNaoです。
今回は、長らくnoteで新月リーディング＆満月リーディングを行っていましたが、星読みの部分は今後、私の個人で運営しているサイトにて記載することとしました。

これまでnoteでいいねやサポートで応援してくださっていた方、本当にありがとうございます。カードリーディングは引き続きnoteにて公開いたしますので、今後とも、変わらずご愛顧のほどよろしくお願いいたします。

さて、9月7日の午前9時52分、乙女座サインにて月と太陽がぴったりコンジャンクション、つまり新月を迎えます。

乙女座は「I analyze（私は分析する）」のサインで、支配星は水星。同じ水星を支配星とする双子座に比べ、潔癖な美意識と独自の規律に従い、より繊細で緻密な感性で、どんな矛盾も見逃さない高い知性を持つサインです。

20210907乙女座新月

また、今回の新月は、人生でのゴールや目標を示す10ハウスで起こり、その新月に対し、7ハウスの天王星が“幸運のアスペクト”であるトラインの配置にありますから、天王星の持つスクラップ＆ビルド（破壊と再生）の威力が、穏やかで調和的、良い側面での作用として働くことになります。

7ハウスは婚姻やビジネスパートナー、人生の伴侶、魂のパートナーシップなどをあらわします。その関係性における変容や改革の流れは、10ハウスの社会的な理想、男性性、与える力を示す太陽、インナーチャイルドや母性、女性性や内なる感情の癒し、受容をあらわす月に対し、良い循環や成長をもたらすと言えます。

新月時の天体配置が告げるメッセージ

今回の新月図では、新月と天王星のトラインの他に、火星と冥王星、水星と土星、金星と木星、３つのトライン（幸運のアスペクト）も見られます。

火星、水星、金星はどれも個人の生活や感情に色濃く関わる天体（個人天体）ですから、今回の新月では、良い悪いに関わらず様々な感情の揺れやリニューアル、身の回りでの出来事に伴う心境の変化が訪れそうですね。

現在、木星・土星（社会天体）天王星・海王星・冥王星（世代天体）という、ゆっくりと広域に大きな影響をもたらす５天体が逆行中ですから、それらとアスペクトをとる火星、水星、金星が司る領域での「過去」に様々なヒントがありそうです。

【過去を振り返り整理するとよい事柄】
火星…お仕事、異性関係、喧嘩、トラブル、リーダーシップ、性的問題など
水星…計画、企画、アイディア、理解、コミュニケーション、表現方法など
金星…趣味、心を満たすもの、恋愛、芸術、センス、ファッション、美容など

火星は乙女座、水星と金星は天秤座にあります。
乙女座と天秤座に共通しているのは、知性と美的感覚、美しさや秩序を重んじること、などです。
いつまでも、バランスの悪さや醜さ、ドロドロした感情を抱き抱えることを良しとしません。そういった感覚には、非常に敏感です。

今、あなたは幸せでしょうか？この世界に何を感じていますか？

どんな状況であろうとも、今見えている“現在のあなた”を創造したのは、他でもない“過去のあなた”自身です。
あなたが存在している点と点が繋ぐ延長線上の未来には、過去のあなたが行ったことに対する公平な結果が訪れていくということ、そして、他者と複雑に絡み合う様々な線と線の網目が織りなす世界において、常に完璧な宇宙のバランス調整、そのための采配が働いているということがわかるでしょう。

寸分の狂いも違和感も見逃さないでくださいね。あなたの直感は素晴らしい天の恵みです。思考で理解できないことには、感覚を研ぎ澄ませることです。

この機会に、ぜひ改革や変容のきっかけを掴んでください。