ヒプノセラピー(前世療法)モニター体験談
目次
歴史上の人物からの、メッセージを受けて。
特定の時代に遡り、その土地や人物との関わりを紐解くヒプノセラピーセッション。
ヒプノセラピー(前世療法)オンラインセッション
“意図した特定の時代に遡り、その土地や人物との関わりを見にいく”
こんにちは。ヒプのアストロロジーのNaoです。
今回は、ある特定の時代を見にいくために考案した新しい誘導法に沿って、実験的に行なったヒプノセラピー(前世療法)のセッションについて、ご紹介したいと思います。
“前世”や“過去世”。その定義は人ぞれぞれで、前世について固定概念を持っている方、懐疑的な目で見る方もまだまだ多いと感じます。
もちろん、個々がどのように世界を捉え、人生に活かしていくかは自由です。
ただ、「どうやら前世というものはあるらしい」と確信する出来事に出会ったり、臨死体験や前世療法などで、霊的世界を実際に体験した人たちにとっては、前世や魂の輪廻については非常に信憑性があり、奥深く面白いものなのです。
今回は、ある方の夢や過去の実際の経験で、何度も特定の人物に関わるメッセージがあり、その人物が何を伝えたいのか?なぜ、サインを送ってくるのかの理由を謎解く目的で前世誘導を行いました。
その結果、前世誘導で見たビジョン、地名、名前、年齢などが、セラピー終了後に見た資料によって事実として裏付けされる、という不思議体験がありました。
前世療法の世界は、本当に奥深く、面白いものです。
ぜひ、参考にしていただければと思います。
▼ヒプノセラピーについての詳しい記事、音声などはこちらをご参照ください。
前世で見えた物語、その過去世が伝えたかったメッセージ。
ここから先は、体験者さまが前世療法を受けた直後に、記録してご感想として送ってくださったものです。
史実と会っているか?辻褄が合うか?は考えずに、また、脚色を加えず誘導で見えたものそのままが記されています。
©imoppet/123RF.COM
ヒプノモニターを受けたお話
先日5月17日に、いつも良くしてくださっているヒプノセラピスト・Naoさんにお願いして、ヒプノを受けました。
今回は目的があってお願いしました。
目的というのは、しばしば夢に現れる源平の時代と縁を感じており、その理由を解き明かそうというものでした。
胸板の厚い、僧兵姿の男性と、直垂姿の男性が話しているのを横で眺めている夢であったり、女房が「判官さまが、壇ノ浦にて大勝利を挙げられたとのこと!」と駆け込んでくる夢であったり、そもそもが壇ノ浦の合戦の日にそうした夢をみる傾向があることから、必然的に「何かある」と感じていました。
ある時、ふと「あの直垂姿の男性は、義経公かもしれない」と考え、同時に僧兵姿の男性は、「弁慶かもしれない」と思い至りました。
春雨と思しきものが降るその情景を思い返すと、とても胸が苦しくなります。
「とく参らせ給え」
確かそのような言葉が聞こえていた気がします。
さて、そのような状況でしたので、ヒプノで「平安末から鎌倉」という、「見たい時代」を意識してみてみよう、と、そういう趣旨の実験をすることにしたのでした。
最初に見えたもの。
誘導瞑想で、深く潜っていく中、イメージトレーニングをしました。
それは、花畑の中に入っていくものでした。
見えるお花は、少しピンクがかった、白い百合の花。
多分乙女百合だと思います。
その香りや様子を思い浮かべると、ありありと思い浮かびます。
ついで、小川を当たるように指示されました。
小川は本当に小さく、キラキラと光っていました。
水底は土で、川の両脇はわずかに草が生えた、素朴な風景です。
ここを超えるときには、もう自分の姿が「市女笠」をつけた若い女性に変わっていました。
小川の先。
いよいよ、小川の先に霧が現れ、これが晴れていくと、過去世が見えると指示が入ります。
先に見えたのは、都でした。遠くから見下ろしている形です。
私は市女笠姿の15歳くらいの女性。草履のようなものを素足に履き、脛当て(脚絆)と、手甲をし、首から守り袋を下げています。短剣なのか、懐剣なのか、銀色の拵えの小さな刀を帯に差していました。
着物は薄い桜色、手には黒漆の杖が握られています。
空気は冷たく、雨上がりのひんやりとした感じと湿度を感じ、まだうっすら雲が残る空に月が輝いています。
横を見ると男性が立っており、身分は高くなさそうですが、一重の目元と高い鼻のよく目立つ、色が浅黒いその男性に、信頼を置いている感情を感じます。
その男性はおそらく従者ですが、優しく接してくれる様子はなく、けれど気遣ってはくれるような、そういう不器用な性格のようでした。
夫に似ているな、とこの男性に親近感を持ちました。
この女性と男性は、誰かを追っていくという状況でした。
女性は、「判官さま」と思っているようでした。
そして出てくる「南都」というワード。こちらは頭に浮かぶだけですが、大事そうでした。
これから向かうのは「逢坂の関」とのことでした。
心のうちに不安と心配がいっぱいでした。自分の行いで、迷惑をかけるかもしれないと思っているようでした。
場面を先に進めて見ることにしました。
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次に見えた場所。
見えたのは山中でした。遠くの峰に赤い朱塗りの御殿というのか、壮麗な建物が見えます。
「延暦寺」だと感じましたが、あっているかは分かりません。
従者の男性が、向こうから行きを切らせて走ってくるのが見えます。
「もうすでに、出てしまわれたと」
その言葉を聞いて、女性が走り出します。
気づくと、向こうから胸板の厚い、体躯の立派な男性(おそらく弁慶)と数名が、山伏姿で殺気立ててやってくるのが見えました。
探している人の姿はありません。
が、彼らはこちらをみると、信じられないものを見ているような顔をして、それから泣き出さんばかりの様子で、私(女性)を迎えました。
「あちらにおられます」
言われた方へ、恐る恐る近寄ると、木の影に光が差し込んで、探していた男性が困惑したような顔で立っていました。
「かたよ、かた」
その人はそう言って、困惑の中に喜色を滲ませて、私と手を取り合いました。
「追ってきたのか」
私は、ひたすらに彼を見つめ、涙ぐんだ目でそうだと告げました。言葉は出ません。胸がいっぱいで、何も話せません。
その場に居合わせたものたちは、膝をついて泣いていました。
従者の男性だけは、目頭を熱くしたようにしながら、立ち尽くしているようでした。
追っていたその人の顔は小さくて色白、小柄です。笑うと魅力的で、私はこの人の顔を「綺麗だ」と思っているようでした。
しかし、その人は私に「つれてはいけない」と言ったようでした。
すると私は剣を抜いて、自分のどに突きつけ、「つれて参られぬなら、死にます!」と訴えました。
こうして、私はその人たちと、同じ道を歩ことになったようでした。それは、この女性にとって、初めての自己主張だったかもしれません。
最期の時
奥まった場所でした。暗く、明かりはわずか1つだけ。
その薄闇の中で、私は3、4さいほどの女の子の上に覆いかぶさっていました。
この子供は、すでに息絶えています。首を絞めたのかもしれませんし、胸をついたのかもしれません。
私はその子の顔や口元を清めて、振り向きます。そこには、先ほどの追っていた男性が座っています。
私は立ち上がって、彼のそばに進むと、手を合わせて座り直しました。男性は私のそばに立つと、太刀を取りますが、思うようにできないようでした。
とても苦しそうな表情です。
私は自らの剣で胸を貫こうとしますが、非力のためかないません。
苦しむと察した男性が、力を添えます。
グ、グ、と力が入ったのを感じ、私はただ、(この人を苦しませてしまった)という気持ちと、私を死なさねばならないその人の悲しみを感じ、(おかわいそうに)と意識が途絶えるまで思いました。
この時の年齢は、おそらく21、22くらい。
その後のことは、もう分かりません。
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魂となったその女性からの言葉
その女性は、魂となった時、また市女笠姿で現れました。
とても芯の強い女性だ、と私は催眠の最中に感じていましたので、彼女に「あなたのような芯の強さが欲しい」と語りかけました。
すると、女性は笑って、「あなたも十分芯が強いではないか。強情すぎるくらいにな」と、まるで冗談のように、伝えてくれました。
「また苦しむかもしれぬ。が、伴侶を大事にせよ。選ぼうと選ぶまいと、縁はあったからこその伴侶だ。選んでおらずとも、そなたは結局、選んだのだ」
私はその人の名前を探りたかったのですが、「お花」のイメージだと思うばかりで、名はわかりません。「菊」とか「百合」のイメージだと思うのですが、ピンとこないでいます。
ただ、この女性から感じるのは、本当に「追いかけていた男性を愛していた」ということ。
こうして、ヒプノは終わりました。
終わった後、心臓の辺りがゾクゾクするように痛み、体は寒気で震えていました(暖房をかけていたのに!)。
不思議な体験でした。
そして、おそらく自分が「九郎判官」の妻であった「郷姫(伝承のため、実名不明)」の記憶を見たのではなかろうかと、思いつつ疑っておりました。
後日談
その夜、ふと目が覚めて、YouTubeを開きました。
すると、「静御前と郷姫」というタイトルの動画がおすすめに出てきていたので、「え!」と思いながらも試聴した結果、
「郷姫は22歳で亡くなっている」
「その娘は4歳だった」
ということが言われており、「うわああ」となりました。
ヒプノでみた女性から学んだこと
- 流されていても、ここぞというところは譲ってはならない。
- 自分の意思を通すときは、周りに気を遣っていてはできない。
- 意志の力。
▼のぞみさん直筆の再現イラスト
おわりに。
いかがでしたでしょうか?
前世誘導で見えたものを信じるか、信じないかはご本人次第に頼るところです。
しかし、そのビジョンが事実であるかどうかを確かめることは、実はさほど重要ではないと私は考えています。
この体験を今この時に、誰かと一緒に共有しているということの意味、そして、その体験によって気づくことがあり、日本人の集合意識として共有している記憶が癒され、未来を照らす道標や愛の力となれば、じゅうぶんに前世療法を行なった意味があると感じます。
この体験のシェアによって、少しでも何か感じるものがありましたら幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました。
▼今回、ご協力いただいたのぞみさんのTwitterはこちら。
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